五行思想「木」で考察する、風神雷神がいつも一緒にいる理由
五行では
「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」
という木火土金水の順に万物の流れを、表しています。
これらの五行の中で、「木」と風神雷神に関する面白い共通点を見つけました。
一般的な風神雷神と言えば仏教における、袋を持った風神と太鼓を背負った雷神を連想するでしょう。
日本における仏教での風神雷神は、仁王像のように、二人一組で扱われます。
一方で、五行思想でいう「木」行は、文字のままで見れば、ほとんどの人がそのまま樹木を表すものと解釈するでしょう。
つまり風と雷は気のタイプで言うと、木気に属するのであり、神話上の風神雷神も木気の神と解釈することができます。
どうして風神雷神はいつも一緒なのか。五行からの関連付けと考えると、この疑問にも説明が付くのではないか、というお話でした。
1・2 NARUTOの"雷"タイプと"風"タイプのルーツは木属性か
五行思想を元にしたゲームや物語の設定などでは、風と雷、特に雷属性は作品によってかなりバラつきがあります。
光属性だったりあるいは単に電気属性となっていたり。
さらに木ノ葉隠れの里を創設した初代火影の千手柱間は、木属性の術を使うことができます。
このように"風"と"雷"、一見全く別物のように見えて、両者のルーツは同じだったのです。
ゆえに、だからこそ、私達の知る風神雷神は対となって、いつも一緒にいるのではないでしょうか。