ソウル照覧

ソウルシリーズと趣味の民俗学・歴史等を考察しているブログ

DARK SOULS-グウィン

<グウィンは本当に太陽の王だったのか?説>のおわりによせて

さて、グウィンの考察シリーズがひと段落ついたところで、 ここでは今回の考察を通して、自分がグウィンに感じたことを綴ってみたいと思います。 あくまで私の考察から感じたことなので、その点はご了承ください。 (シリーズの最初記事はこちらから↓) sirius…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~9~

闇の王となる結末を選んだ場合の考察 ダークソウルでは主人公の選択によって、 火継ぎをするか・闇の王になるか、いずれかの結末が描かれる。 闇の王ルートでは火を継がないという選択をするので、そちらの場合は以下のテキストのような理由で、グウィンや騎…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~8~

『最初の火の炉』で襲い掛かってきたグウィンの真意 ダークソウルにおける最後の闘いの舞台となるのが『最初の火の炉』。 その中枢部で不死を待ち構えているのが薪の王グウィンであり、 問答無用で激しい攻撃を浴びせてくる。 大王の力は全盛期の頃より遥か…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~7~

<悲劇の大王>グウィン 不死の古龍たちとの激しい戦いを制し、世界の王者となり、なんでも 思いのままにしてきたグウィンが何をそんなに怖れ、薪となったのか。それはほかでもない、 "太陽の光の王"の称号を剥がされ、太陽の神でない自分の真実が、白日の下…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~6~

"王"の称号がグウィンを薪にした グウィンが木行の雷の神であり、火を得るには自らを薪にするしか方法が無かったとしても、薪となる理由としてイマイチ弱いという点は認めざるを得ない。 なにせ<火継ぎ>で薪になった者の末路は、火による永劫の苦しみで あ…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~5~

グウィンは火継ぎによって創造の理を書き換えた。 五行説では木から火が生ずる。木が火を得るには燃料になるしかない。 筆者はダークソウルの世界の理も、概ね五行説に沿っているものと考えている。 この根拠については、いずれ他の記事で書いていくつもりな…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~4~

大王グウィンが自らを薪にしなければならなかった切実な理由 太陽の光の王グウィンは、自らを薪として<はじまりの火>に火に焼べた。 それは火の時代の陰りを予見し、火を絶やさぬためである。 かくして火は勢いを取り戻し、世界は再び火の時代を迎えるので…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~3~

五行説から考察する大王グウィンの成り立ち 太陽の光の王グウィンそのものが太陽では無かった。 つまり太陽神を偽った神であったとしたら。 グウィンが太陽神であることが、これまでの長いダークソウルの歴史で一貫してきた通説だけに、あまりにも飛躍しすぎ…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~2~

もちろん一介の神であったならば、そこまで自分の本質を偽るのは容易ではない。 だがそれを可能とする者が一人だけいる。 世界の支配者であり神々の王グウィンである。火の時代の創始者である彼の権力を以てすれば、自分の来歴をいくらでも飾り立てることは…

【ダークソウル考察】五行思想で考察する、グウィンは本当に太陽の王だったのか?説~1~

ダークソウルシリーズにおいて、グウィンは太陽の光の王とされている。 それがダークソウルシリーズの”通説”として、定着しているので、 このシリーズを知る誰もが、グウィンを太陽の光の王として認識しているだろう。 だがグウィンは本当に太陽王なのだろう…