DARK SOULS-ニト
本編のテキストには何も語らぬニトの本心が隠されている? ニトは長らく人間に枷を嵌めたことを後悔していたのではないか。 そう考える根拠はいくつかある。とはいえこれも筆者の憶測が多分に 入るので、それを前提で読んでいただきたい。 まずはダークソウ…
ニトの<誓約>で難易度が上がるのは、火の試練を阻害するためだった 初対面ではニトは敵対しない。彼の眠る領域に入っても玉座(?)から動くことはない。 侵入者たる不死が領域を探索し、彼の眷属であろうスケルトン達を返り討ちにしてもである。 また墓王ニト…
おとなしく寝ていたニトが襲いかかってきたのは、不死を薪にしないためだった? ダークソウル1では結局、何も知らぬ不死によってニトは討たれる。 だがそれについて後悔は無かったのではないか。 墓王ニトはシナリオ上、必ず対決することになる。しかしその…
<神の枷>による拘束が緩和された状態こそが「亡者」だった 筆者は人々にダークリングが現れたのは、墓王ニトが自ら<神の枷>を嵌める役目を終えたからであると考察した。 ではニトが<神の枷>を嵌めなくなったら、その後はどうなるのか? <神の枷>は人に寿命を…
人の亡者化は「死せる運命からの解放」による影響だった? ダークリングが現れたことによって、人は亡者に変ずるようになった。 筆者が述べたようにダークリングが現れたのは火の陰りが原因ではなく、ニトが人に<神の枷>を課すことをやめたのが原因であるの…
火が陰ったとき、墓王ニトの反逆が始まった 火の時代は太陽の光の王グウィンを筆頭とした、神々の時代であった。 そしてそれは人間たちが<神の枷>を嵌められ、王族である神々に支配される時代でもある。 すなわち火の時代では人間である限り、未来永劫決して…
<神の枷>の正体は<死の枷>だった 人間が本来の能力を封じられたのは、椎骨に<枷>としての細工がなされたからである。 本来の能力とは当然<不死>を指す。つまり椎骨への細工で課せられた <神の枷>とは、転じて人間に死をもたらす<死の枷>なのである。 墓王ニ…
ニトの眠りは世界に何をもたらしたのか <火継ぎ>の試練は、最終的にグウィンが散らばった王のソウルを、不死(主人公)から回収するための隠れ蓑に過ぎない、と筆者は考察する。 sirius369.hatenablog.com だがニトが抹殺対象になる理由とはなんだろう?彼がグ…
グウィンが不死を封じたのはニトの<折れない心>を怖れたからだった 結論から言ってしまうと、グウィンに人間の不死を封じようと決意させたのはニトである。 だがおそらくはニトがグウィンに不死を封じろ、と意見したのではないと筆者は考える。誤解を避ける…
死の神ニトによって人間は不死ではなくなった? さて、残るはなぜ神代では不死だった人間が、火の時代では不死で無くなっているのかの謎だが、その謎を解く鍵を握っているのは、ずばりニトである。 より具体的に言うならば人間から不死を無くすよう依頼した…
誰も知らぬ小人は、すでに不死ではなかった 神代のニトと誰も知らぬ小人には実は大きな違いがあった。 それは<不死かそうでないか>である。 順序を追って考えてみよう。ニトは古き神代の人間だった。その当時の人間は不死だった。 だが後世となる火の時代の…
なぜ神になったニトが<人間の祖>ではないのか ニトが元人間であり神代の不死でもあったのならば、その他の人間たちもまた王のソウル争奪戦に挑んだであろうことは想像に難くない。 しかし思い返してみれば、ニトが古き時代の人間だったのなら、 ダークソウル…
本編で明かされることの無かった、墓王ニトの成り立ち ニトの歴史は不死(主人公)の歩みの中にあった。 こうして考えると、ダークソウルの始めからあった篝火システムや、 不死が人間性・ソウルを集める意味もちゃんとあったのだとわかってくる。 これまでダ…
不死のニトは何度も火に挑み、王のソウルを獲得した 墓王ニト。ダークソウル1の開始時点では、人骨が幾重にも折り重なった姿をしているが、彼は元不死の人間であった。 先に述べたように、ニトは墓王となる前は「闇から生まれた幾匹か」と同じような存在でし…
シャラゴアが語る、誰も知らぬ小人の過去 以上の考察から今まで多くのことが不明だった、墓王ニトに関する情報が大分明らかになってきたのではないだろうか。 ここでもう一つ考察で明らかにしておきたいことがある。 それは誰も知らぬ小人が、なぜ金行に当て…
<最初の死者>は不死であるがゆえに蘇った こうしてニトの死因についての理屈は明かされたわけだが、 まだ解くべき問題が片付けられたわけではない。 筆者がこれまで述べてきたように、ニトは王のソウルを得る前に <はじまりの火>によって死んでいた。だから<…
ニトだけが<はじまりの火>で死んだのはなぜか だが一つ大きな疑問が湧き上がる。<はじまりの火>から王のソウルを 得るには、先述したように火に触れることが前提条件となる。 ならば無論ニトだけでなく、他の者たちにも同じ条件が課されているはずである。 …
五行思想で見えてくる<はじまりの火>とニトの関係 グウィン・イザリスの魔女・ニト・誰も知らぬ小人を五行の属性に当てはめたことで、(この考察における)ニトの死因を解明するための準備は整った。 ではずばり言おう。ニトを殺したのは<はじまりの火>であ…
ダークソウル世界と五行説の共通性 筆者はこれまでの考察で、ダークソウル世界やグウィンの成り立ちを、木火土金水の五行に当てはめてきた。 もちろん今回もこの手法がベースとなっている。その上でまず提示しておきたいのが、勢力及び種族ごとにおける属性…
墓王ニトこそが、<初めて火によって死んだ人>だった ダークソウル1のオープニングで、墓王ニトは<最初の死者>と語られている。 確かに骸骨そのものの見た目といい、およそ生者とはかけ離れた姿である。 だがここでまた疑問がよぎる。普通死んだのであれば活…